タイの民族楽器

タイ王国は東南アジア諸国のひとつで、日本にもなじみ深い国です。特にタイ料理は人気があり、民族舞踊も有名です。タイに旅行すると、タイ舞踊や民族楽器演奏に触れる機会も多いですよね。タイは敬虔な仏教徒の国として知られています。タイの人々は仏教や僧、王室をとても大切にしています。タイという国に誇りを持ち、まるで戒律のような礼儀作法に則って生活をしています。仏教寺院に入る時は肌を露出してはならない、女性は絶対に僧侶に触れてはならないなど観光客も考慮すべき作法がいろいろあります。

タイには歴史によって磨きあげられてきた民族舞踊があります。とがったパゴダのような冠をかぶり、きらびやかな民族衣装を身につけて舞う踊りです。このタイ舞踊のバックミュージックとして奏でられるのが、タイの民族楽器です。東南アジア各国には中国の影響を強く受けるもの・インドから継承されたもの・その国独自の発展を遂げたものなど、豊富な民族楽器が存在します。タイにも魅力的な民族楽器がたくさんありますよ。

まずタイの民族楽器といえば、ラナートとよばれる木琴・鉄琴が挙げられます。癒しという意味も持つラナートは、心をくすぐるような独特の音を持った民族楽器です。また古いことわざにも登場するソーウーという胡弓もあります。笛は縦笛の他、ケーンと呼ばれる笙が多く用いられます。

その他にもコーンヤオと呼ばれる腰に提げて演奏する細長い太鼓の一種や、10以上の音階に分かれたドラなど何とも言えない雰囲気を醸し出す民族楽器があります。タイの民族楽器は古い絵画にも登場します。宗教と音楽は密接に関連し、独自の文化を築き上げてきました。タイの風土と宗教を大切にする民族性が培った音楽には、タイの人々の温かな挨拶と同じように心を癒す不思議な響きが満ちています。

楽器情報