ブブゼラ

2010年に開催されたサッカーワールドカップ南アフリカ大会は、世界中を熱狂の渦に巻き込みました。深夜までスポーツカフェや自宅で盛り上がった方も多いのではないでしょうか。またこの大会でおなじみとなったのが、南アフリカの民族楽器ブブゼラです。ワールドカップの開催中は、1日1度は必ずあのブォーっという壮絶な音を耳にしたものです。

ブブゼラは南アフリカの民族楽器で、大変単純な構造のラッパです。スタジアムホーンやチアホーンとも呼ばれる、サッカーなどのスポーツ観戦時に用いられる応援用楽器のひとつです。大きさは1メートルほどで、民族楽器にはめずらしくプラスティックでできているものがほとんどです。この大会の前から、南アフリカではサッカーの試合の風物詩でした。

ブブゼラは、とてつもない大音響で私たちの度肝を抜きました。観客席に座っていると、ブブゼラの音しか聞こえなかったという話も聞きます。また試合中も選手たちが互いの声を聴きとれなかったそうです。大勢の観客たちが思い思いに吹き鳴らすブブゼラの音には、まるで波動が目に見えるような存在感がありました。

実は民族楽器としての歴史は意外と浅く、起源は1910年頃と言われています。また南アフリカのサッカーの試合でブブゼラが登場したのは、1990年代に入ってからだそうです。しかしその驚異的な音は観客の興奮を呼び起こし、瞬く間に南アサッカーの定番となりました。ブームに乗じてつい買ってしまったというみなさん、吹く時はくれぐれもご近所迷惑にならない場所と時間を選んでくださいね。

楽器情報

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